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Facebook広告の費用相場ガイド|課金方式や予算について解説

2024.09.20



Facebook広告の費用相場ガイド|課金方式や予算について解説

Facebook広告の出稿を検討しているものの、具体的な費用や料金の仕組みがわからないという方も多いのではないでしょうか?

● Facebook広告を実施することになったけど、自社にとって最適な広告費用がわからない。
● Facebook広告を配信する前に、料金が決定する仕組みや費用の相場を調べている。
● 配信中のFacebook広告で、今より費用対効果を改善する方法が知りたい。

このような時のために、本記事ではFacebook広告の費用や課金方式、費用対効果を改善するための方法について詳しく解説します。

本記事を読むことでFacebook広告における費用の目安、料金が決定する仕組み、そして自社にとって最適な予算設定について学ぶことができます。


Facebook広告の費用相場

Facebook広告は1日あたり1ドルの費用から配信が可能です。(2024年9月時点で約142円)

Facebook広告の費用相場は、クリック1回当たり100〜300円、表示回数1,000回当たり500円〜2000円です。

例えばクリック1回当たりの費用が150円だった場合、
ユーザーに広告を1,000回クリックさせるために必要な広告費用は150,000円となります。

150円(クリック1回当たりの単価) × 1,000回(目標のクリック数) = 15万円(必要な広告費用)

Facebook広告をクリックしたユーザーの内、問い合わせなどのコンバージョンを獲得できる割合が5%だった場合、
1,000回のクリックでコンバージョンが50件獲得できる計算になります。

1,000回(クリック) × 5%(コンバージョンの獲得率) = 50件(コンバージョンの獲得数)

150,000円(広告費用) ÷ 50件 = 3,000円(コンバージョン1件当たりの単価)

※実際に発生する費用は配信の目的や業態によって大きく異なります。


Facebook広告の月額予算

あらかじめ十分な予算が確保できている場合は別ですが、 一定の成果が見込める予算で配信をスタートして、
成果の向上や社内の方針に沿って予算を増加させるというケースが多いです。

Facebook広告における月額予算の具体的な例をご紹介します。

店舗の来店数を増加させたい場合

配信開始時の予算:月額10万円
3ヶ月後の予算:月額40万円

法人ユーザーからの問い合わせ数を増加させたい場合

配信開始時の予算:月額20万円
3ヶ月後の予算:月額30万円


Facebook広告の運用代行を広告代理店に依頼する場合

Facebook広告の運用代行を広告代理店に依頼する場合、一般的に広告費用の20%程度を手数料として支払う必要があります。

例えば月額10万円でFacebook広告を配信する際、手数料を含めた費用相場は月額12万円になります。

代理店によってはそれ以外にも初期費用や最低契約期間などが設定されていたり、広告費用に合わせて手数料が変動する場合もあるため、
Facebook広告の運用代行を依頼する際は事前に確認することをおすすめします。


Facebook広告の課金方式と費用相場

Facebook広告は課金方式によって費用相場が異なります。

Facebook広告の課金方式費用相場単位
インプレッション課金500円〜2,000円表示回数/1,000回
クリック課金100〜300円クリック数/1回
動画再生数課金(ThruPlay)50〜300円動画再生数/1回

それぞれの課金方式について解説します。


インプレッション課金

インプレッション課金は、Facebook広告がユーザーの画面に表示された回数に応じて費用が発生する課金方式です。

広告が表示された回数(インプレッション)1,000回当たりの費用が課金され、

インプレッション1,000回当たりの平均費用をCPM(Cost Per Mile)と呼びます。

実際の平均費用(CPM)は配信の目的やターゲットによって大きく上下しますが、

一般的な費用相場は1,000回当たり500〜2,000円程度、1回当たり0.5円〜2円程度になります。

参考:請求について | Metaビジネスヘルプセンター


クリック課金

クリック課金は、Facebook広告がユーザーにクリックされた回数に応じて費用が発生する課金方式です。

インプレッション課金とは異なり、広告がクリックされない限り費用が発生することはありません。

クリック1回当たりの平均費用をCPC(Cost Per Click)と呼びます。

実際の平均費用(CPC)は配信の目的やターゲットによって大きく上下しますが、

一般的な費用相場はクリック1回当たり100〜300円程度になります。


動画再生数課金(ThruPlay)

動画再生数課金は、Facebook動画広告がユーザーに15秒以上再生された回数に応じて費用が発生する課金方式です。

15秒未満の動画広告については最後(97%時点)まで再生された回数に応じて費用が発生します。

この課金方式はThruPlayという、Facebook広告独自の名称で呼ばれています。

実際の平均費用は配信の内容やターゲットによって大きく上下しますが、

一般的な費用相場は動画再生1回当たり50〜300円程度になります。

参考:ThruPlayについて | Metaビジネスヘルプセンター


Facebook広告の予算設定

Facebook広告では、広告費用を「上限予算」「1日の予算」という形で設定することができます。

具体的な設定方法について解説します。


広告アカウントの上限予算

広告アカウントの上限予算では、広告アカウント内のすべてのキャンペーンを対象として配信に使用する予算を設定できます。

広告配信に使用できる予算が厳密に決まっている場合や、

1つの広告アカウントで多数のキャンペーンを同時に運用する場合などに使用するケースがあります。

参考:広告アカウントの上限予算について | Metaビジネスヘルプセンター


キャンペーンの上限予算

キャンペーンの上限予算では、キャンペーン内のすべての広告セットと広告を対象として配信に使用する予算を設定できます。

Facebook広告では目的ごとにキャンペーンを作成する必要があるため、

使用できる予算が決まっている場合はキャンペーンの上限予算を設定するケースが多いです。

通常、設定した上限予算を超えて広告が配信されることはありません。

参考:予算について | Metaビジネスヘルプセンター


広告セットの上限予算

広告セットの上限予算では、広告セット内のすべての広告を対象として配信に使用する予算を設定できます。

Facebook広告では「Advantageのキャンペーン予算」を設定することが推奨されており、

広告予算はキャンペーン内でパフォーマンスの高い広告セットに自動で振り分けられます。

そのため、広告セットごとにテストをする場合などに広告セットの上限予算を設定するケースが多いです。

Facebook広告の具体的な予算設定についてはこちらの記事をご覧ください。


Facebook広告の費用に影響を与える要素

Facebook広告の費用は、様々な要素の影響を受けて上下します。


キャンペーンの目的

キャンペーンの目的はFacebook広告の配信時に必ず選択する必要があります。

キャンペーンの目的使用例課金方式
認知度開催予定のイベントをより多くのユーザーに認知させたいインプレッション課金、動画再生数課金(ThruPlay)
トラフィックキャンペーンページにより多くのユーザーを遷移させたいインプレッション課金、クリック課金
エンゲージメント商品を紹介する動画の再生数を増やしたいインプレッション課金、動画再生数課金(ThruPlay)
リード法人から資料請求や問い合わせを獲得したいインプレッション課金
アプリの宣伝自社アプリのインストール数を増やしたいインプレッション課金
売上ECサイトの購入数と売上を増やしたいインプレッション課金

例えば広告をクリックして遷移先ページに流入するユーザーを増加させたい場合、
キャンペーンの目的でトラフィックを選択するケースが多いです。

Facebook広告の配信で目標を達成する際、必要な費用の例を紹介します。

例 自社キャンペーンページに遷移するユーザーを増加させるためにトラフィック目的を選択。

  クリック単価が100円、目標のクリック数が3,000回の場合

  100円(クリック単価) × 3,000回(目標クリック数) = 30万円(必要な費用)

参考:Meta広告マネージャの広告の目的を選択する | Metaビジネスヘルプセンター


ターゲット(オーディエンス)

Facebook広告を配信するターゲットのことをオーディエンスと呼び、

地域、年齢、性別から興味関心やライフスタイルまで、幅広い設定が可能となっています。

また、Facebook広告の課金方式はほとんどのケースがインプレッション課金のため、

インプレッション1,000回当たりの平均費用であるCPMが重要な指標になります。

Facebook広告の配信でCPMが高騰する要因は複数考えられますが、
オーディエンスのサイズが小さい(ターゲットの範囲が狭い)ケースが多いです。

・法人ユーザーから問い合わせを獲得するため、特定の業界や職業に限定して配信をする

・50代以上の女性向け健康食品の売り上げを増やすため、年齢と性別を絞り込んで配信をする

このようにオーディエンスのサイズが小さくなる場合や、
多数の競合他社がFacebook広告を配信している場合はCPMが高騰する傾向があります。

また、オーディエンスの最適な設定は商品やサービスによって異なります。

適切なユーザーにFacebook広告を配信できている場合、CPMが高騰していても予算内で目標が達成できる可能性があります。

Facebook広告で設定できるオーディエンスについてはこちらの記事をご覧ください。


時期とタイミング

業界やFacebook広告全体の配信状況も費用に大きく影響することがあります。

・7〜8月の夏休み

・12〜1月のクリスマスや年末年始

これらの時期はFacebook広告全体の配信ボリュームが特に大きくなる傾向があります。


機械学習と情報収集期間

Facebook広告では通常、機械学習を進めることで最適なユーザーに広告を配信できるように運用します。

機械学習が完了するまでの期間を情報収集期間と呼び、この期間中は機械学習が完了した状態よりもCPMが高騰するケースが多いです。

情報収集期間が終わらない場合、下記のような原因が考えられます。

・7日間で約50件の成果(コンバージョン)を獲得できていない

・予算やオーディエンスなどの設定を頻繁に編集している

参考:情報収集期間に関するガイド


まとめ

Facebook広告を実施するには一定以上の費用が必要となりますが、狙ったタイミングで一気に認知を拡大できることから、
戦略的に運用することで高い効果が期待できます。

また、Facebook広告の費用相場については配信の目的やターゲットによって大きく変動するため、
本記事がパフォーマンス向上のお役に立てれば幸いです。

Facebook広告運用を成功させるために

Facebook広告の運用と分析は、実績が豊富な広告代理店にお任せすることをおすすめしております。
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Facebook広告運用を成功させたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。

この記事を書いた人

Five Blog編集部
Five Blog編集部
新宿でWeb広告全般の運用代行をしているFiveの編集部です!
実際の広告運用で得た知見を基に、Google広告やInstagram広告といった各媒体の最新情報やプロの運用担当が書いたノウハウを発信します。