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【2025年最新版】Google広告のやり方ガイド|基本の設定方法をわかりやすく画像で解説

2024.12.02



最終更新日:2025年9月12日
Google広告の設定方法ガイド|アカウント作成から広告配信までやり方がすぐにわかる画像付きマニュアル

Google広告は、自社の製品やサービスを適切なターゲットに届けるための強力なツールです。

しかし、初めて利用する方にとっては設定項目が多く、複雑に感じるかもしれません。

● Google広告を実施することになったけど、何から始めればいいかわからない。

Google広告を初めて設定するので、画像付きのマニュアルを探したが見つからなかった。

すぐに広告配信を開始したいので、Google広告で必要な設定項目が知りたい。

この記事では、Google広告の基本的な仕組みから、アカウントの開設、検索広告(リスティング広告)やディスプレイ広告といった主要な広告の設定手順を、初心者にも分かりやすく解説します。

目次

Google広告とは

Google広告は、Googleが提供するオンライン広告プラットフォームです。

Googleの検索結果ページやYouTube、Googleと提携する多数のウェブサイト、Gmail、モバイルアプリなどに広告を配信できます。

特定のキーワードやユーザー属性、興味関心などを指定してターゲットを絞り込めるため、自社の製品やサービスに関心を持つ可能性の高いユーザー層に効率的にアプローチすることが可能です。

広告の種類も豊富で、テキストから画像、動画まで、目的に合わせた形式を選べます。


Google広告で設定する内容

Google広告の設定には複数の階層があり、それぞれ特定の役割を持っています。

Google広告の主な構成要素は次のとおりです。

アカウント

Google広告を利用する際に必要となるのが、アカウントです。

広告に関する設定はすべてこのアカウントの中で実施します。

キャンペーン

アカウント内に複数のキャンペーンを作成できます。

目的に合ったキャンペーンの種類を適切に選ぶことが、重要なポイントです。

広告グループ

キャンペーン内に複数の広告グループを作成できます。

広告グループごとにキーワードや入札単価などを設定します。

広告

広告には、見出し、説明文、画像、動画、ページURLなどが設定できます。

ここで設定した内容がユーザーに配信されます。

初めてGoogle広告を配信する場合、

アカウント、キャンペーン、広告グループ、広告と順番に設定することになります。


Google広告の専門用語

Google広告を効果的に運用するためには、いくつかの基本的な専門用語を理解しておく必要があります。

これらの用語は、管理画面での設定や広告のパフォーマンス分析の際に登場します。

ここでは、特に重要な用語について、その意味と役割を解説します。


キーワード

キーワードとは、ユーザーが情報を探す際にGoogleの検索窓に入力する単語やフレーズのことです。

広告主は自社の製品やサービスに関連するキーワードを選んで登録し、それらのキーワードで検索が行われた際に自社の広告が表示されるように設定します。

適切なキーワードを選ぶことは、広告を届けたいターゲットユーザーに的確にアプローチするための最も重要な要素です。

キーワードの選定精度が広告キャンペーン全体の成果を大きく左右するため、ユーザーがどのような言葉で検索するかを深く考察する必要があります。

また、キーワードには広告を表示する範囲を調整するためのマッチタイプという設定があります。


コンバージョン

コンバージョンとは、広告をクリックしたユーザーが、広告主のウェブサイト上で行う特定の行動を指します。

具体的には、商品の購入、会員登録、資料請求、問い合わせフォームの送信などがこれにあたります。

Google広告ではこれらのコンバージョンを計測することができるため、

広告がビジネスの成果にどれだけ貢献したか把握することが可能です。

コンバージョン数や、1件のコンバージョンを獲得するためにかかった費用(コンバージョン単価)を分析することで、広告の費用対効果を評価し、運用の最適化を図ります。


クリック単価(CPC)

CPCは「CostPerClick」の略語で、広告が1回クリックされるたびに広告主が支払う費用を指します。

クリック課金制の広告における中心的な指標であり、日本語では「クリック単価」と呼ばれます。

CPCは、広告の品質スコアや競合の入札状況など、複数の要素によって変動します。

広告運用の目標の一つは、このCPCを可能な限り低く抑えながら、質の高いクリックを獲得することです。


入札

入札とは、広告を掲載するために、広告が1回クリックされた際に支払ってもよい上限の金額を設定する行為です。

Google広告では、広告が表示される機会があるたびに、リアルタイムでオークションが開催されます。

このオークションでは、各広告主が設定した入札額と、広告の品質スコアなどを基に、広告の掲載順位と実際のクリック単価が決定されます。

入札方法には、クリック単価を個別に設定する手動入札と、Googleの機械学習がコンバージョン数の最大化などを目指して自動で調整する自動入札戦略があり、キャンペーンの目的に合わせて選択します。


品質スコア

品質スコアは、広告、キーワード、そして広告をクリックした先のランディングページの品質を総合的に評価する指標で、1から10の数値で表されます。

このスコアは、「推定クリック率」「広告の関連性」「ランディングページの利便性」という3つの主要な要素に基づいて算出されます。

品質スコアが高い広告は、ユーザーにとって有益で関連性が高いと判断され、より低いクリック単価で広告が上位に表示されやすくなるというメリットがあります。

広告のパフォーマンスを改善するためには、この品質スコアを高めることが非常に重要です。


Google広告の設定方法

ここからは、実際にGoogle広告を配信するための具体的な設定方法を解説していきます。

Google広告を配信するには、まずGoogle広告アカウントを作成し、キャンペーン、広告グループ、広告といった単位で設定を進めていきます。

各ステップでどのように設定すればよいか、順を追って説明します。

初めてGoogle広告を配信する方でも、この手順に沿って進めることで、迷うことなく準備することが可能です。


Google広告アカウントの作成

Google広告を始めるには、まずアカウントを作成する必要があります。

アカウント作成には、サービスや店舗の名前、住所、電話番号、ビジネス用のメールアドレス、宣伝したいコンテンツ(サイトやLPなど)、クレジットカードが必要です。

まず初めに、宣伝するビジネス(サービスや店舗)のメールアドレスとサイトの2つを準備します。


Google広告のページにアクセスする

「Google広告」の公式サイトにアクセスして、ページ中央または右上の「今すぐ開始」をクリックします。


ビジネスの名前を入力する

「最初のキャンペーンを作成」をクリックして、ビジネス情報を追加します。

会社、店舗、サービスの名前、宣伝する商品やサービスと最も関連性の高いページのURLを入力し、「次へ」をクリックします。


アカウントリンク(任意)

設定したウェブサイトと関連性のあるリンクがあれば設定します。

特になければ「次へ」をクリックします。


キャンペーン作成をスキップする

キャンペーン目標の選択項目が表示されます。

後から設定できるため、ここでは「スキップ」を選択します。

次にキャンペーンタイプの選択項目が表示されます。

こちらも「スキップ」を選んだ後、「キャンペーンの作成を中止」を選択します。


アカウント設定の確認

日本国内で配信する場合、下記の内容で設定されていることを確認の上、「続行」をクリックします。

※設定は後から変更できないため、注意する必要があります。

請求先住所の国: 日本
タイムゾーン: (GMT+09:00)日本時間
通貨: 日本円(JPY ¥)

次にお支払いプロファイルで「新しいお支払いプロファイルを作成する」をクリックし、各項目を入力します。

その後「お支払い方法」をクリックし、クレジットカード情報を登録します。

お支払い方法ではクレジットカード以外も選択可能です。

Google広告コンサルタントの個別相談は任意です。

今後の広告運用でトラブルが発生した場合などに相談したい場合は「はい」を選択します。

入力完了後、「送信」をクリックします。

これでアカウント開設は完了です。

クレジットカード以外の支払い方法

今回は支払い方法をクレジットカードで設定しました。

請求先の国や通貨が日本の場合、下記の支払い方法が選択可能です。

クレジット カード

デビットカード

コンビニエンス ストア

Pay Easy(ペイジー)

振込

Google広告の支払い方法は、自動支払いと手動支払いの2種類があり、いつでも変更可能です。

自動支払い

Google広告の配信費用が一定の金額(お支払い基準額)に達した際、自動で支払いが行われます。

お支払い基準額は毎月の広告配信を継続することで、段階的に上がっていきます。

現在のお支払い基準額は「設定」をクリック後、「お支払い方法」の画面で確認できます。

手動支払い

Google広告の配信前に、あらかじめ広告費用を支払う設定です。

Google広告の配信開始後、支払っておいた残高から配信費用の支払いが行われます。

追加の支払いや、アカウントの残高が少なくなった際にメールで通知を送信する設定も可能です。


連絡先情報の入力

Google広告アカウントの作成が完了した後、管理画面を開きます。

管理画面の左側にある歯車マークのついた「管理者」をクリックして、各種設定から「連絡先情報」を入力します。

メインの連絡先、名前とメールアドレスは入力が必要です。


Google検索広告(リスティング広告)の設定方法

Google広告のアカウントを作成した後は、実際に配信する広告の設定を進めます。

今回はさまざまなシーンで活用されているGoogleリスティング広告を設定します。

Googleリスティング広告の場合、主に4つの手順で設定を進めます。

1:キャンペーン作成
2:広告グループの作成
3:キーワードの作成
4:広告文の作成


キャンペーン作成

管理画面左側の「作成」をクリックし、「キャンペーン」を選択します。

キャンペーン目標は「販売促進」を選択します。

「検索」「ディスプレイ」「動画」などのキャンペーンタイプによって、Google広告の配信面が変わります。

ここでは「検索」を選択します。

「目標の設定」では、Google広告を配信する目的にマッチする項目を選択します。

キャンペーン名を入力後、「次へ」をクリックします。


単価設定

単価設定はGoogle広告の配信をコントロールする上で非常に重要です。

コンバージョン

コンバージョン数が最大化されるように配信されます。

コンバージョン値

コンバージョン値が最大化されるように配信されます。

クリック数

クリック数が最大化されるように配信されます。

インプレッションシェア

設定した目標の位置へ掲載されるように配信されます。

配信の目標によって異なりますが、コンバージョンやクリック数を設定するケースが多いです。

設定後、「次へ」をクリックします。


ネットワークの設定

「ディスプレイネットワーク」のチェックを外します。

次に地域、言語、その他の設定を進めます。


地域の設定

Google広告を配信する地域を設定します。

地域の設定はいつでも変更することが可能です。

Google広告を配信する地域を細かく設定する場合、「検索オプション」をクリックします。

入力欄にGoogle広告を配信したい都道府県や住所を入力します。

地域の設定の最下部に「一致」という項目が表示されています。

目標やサービスに合った選択肢にチェックを入れます。


言語の設定

Google広告を配信するユーザーの言語を設定します。

特定の言語を使用するユーザーに向けてGoogle広告を配信する場合、

該当の言語を設定する必要があります。


その他の設定

広告のローテーション

複数の広告を設定した際、それらをどのようにして表示していくか設定する事ができます。

4つの選択肢がありますが、基本的には上2つの、最適化か最適化しないの2択で考えて問題ありません。

最適化を選択した場合には、クリックやコンバージョンの獲得数が多いと思われる広告を優先的に表示するようになります。

最適化しないを選択した場合には、獲得見込みなどは関係なく全ての配信タイミングに対して均等に広告をローテーション表示するように動きます。

ただし、先ほどお話しした入札設定で自動入札系を選択した場合には、こちらの設定は何を選択しても「最適化」を選択した時の動きをします。

広告の表示回数も可能な限り合わせてABテストをしたいというような場合には、「個別のクリック単価、最適化しない」の組み合わせで設定しないといけません。


広告の開始日と終了日

開始日と終了日の設定も可能です。デフォルトでは、終了日は設定されておらず、広告は配信停止するまで配信されます。

もし、期間限定のキャンペーンなどを広告配信するのであれば、開始日と終了日をこちらで設定しましょう。

配信開始後、終了日を事前に設定していた場合でも変更は可能です。


広告のスケジュール

営業時間があり問い合わせがきても対応ができないような場合には、広告配信のスケジュール設定を行いましょう。

デフォルトの設定では、「すべての曜日 0:00から0:00」となっていると思いますが、曜日毎に細かく設定できます。 

また時間に関しても同様に15分単位で細かく設定ができます。


広告グループ(キーワードの設定)

キャンペーンの作成後は、広告グループの作成画面へそのまま遷移します。

広告グループは、キャンペーンの下層にあたります。 広告グループの役割は、グループごとに広告文を設定できるという事です。

キーワードの種別ごとに広告文を分けたい場合は、広告グループをそれぞれ作成し、広告文を設定します。 広告グループ名を入力し、そのままキーワードを入れることができます。

広告グループ名はここで入力することができます。

キーワードには、ユーザーが検索行動をとった際に、広告に表示されたい言葉を入れます。

例えば、「空気清浄機」が商品であれば、「空気清浄機 ランキング」「空気清浄機 効果」などがキーワードとして設定するイメージです。

価格の安さをアピールしたい場合は「空気清浄機 激安」「空気清浄機 安い」「空気清浄機 コスパ」、品質や特定の機能を強調したい場合は「空気清浄機 高品質」「空気清浄機 最新技術」などのキーワードも考えられます。

後から追加もできるため、見込みが高そうなキーワードをいくつか入れたら、画面をスクロールして、広告の設定を行います。


広告グループ(広告の設定)

ここで入力が必須なのは、最終ページのURL、広告見出し(3個以上)、広告の説明文(2つ以上)です。

広告文の作成で重要なのは、キーワードと広告文の内容を紐づけることです。たとえば、価格の安さをアピールするキーワード群に対しては、同様に安さを押し出した広告文を設定すると効果的です。

下記のように、キーワードと広告文をそれぞれ連動させることで、検索ユーザーの関心に直接的に訴える広告が表示できます。

例:空気清浄機セールの場合
タイトル:空気清浄機大セール!今だけ限定割引
説明文:空気清浄機が最大50%オフ!人気メーカーがお手頃価格で買える。限定セールをお見逃しなく。
表示URL: https://〇〇〇_△△△_×××…

その他は入力しなくても広告は作成されますが、よりユーザーのクリック率をあげるためには重要な要素です。入力が完了したら「次へ」をクリックします。


予算の設定

続いて、予算の設定です。
用意している広告予算から、検索広告に使用したい広告費用の1日の平均予算を入力してください。

この設定により、1日に使う広告費用を制限し、予算を超えることを防ぎます。

「月の検索広告の予算÷当月の日数=1日の平均予算」のため、例えば、月の検索広告にあてる金額が30万円、当月の日数が30日の場合、1日の平均予算は約1万円となります。


確認

ここまで入力が完了すると、確認画面に遷移します。
ここまで解説した設定に問題がある場合、この画面で修正を促す表示が出るので、必要に応じて修正を行いましょう。

以上で検索広告の作成は完了です。


ディスプレイ広告を作ってみる

次にディスプレイ広告の設定方法について解説します。

Googleディスプレイ広告は、Google検索で表示されたサイトやブログ内のディスプレイ広告枠に配信されます。

ディスプレイ広告の設定方法も基本的には検索広告と同様です。

キャンペーンタイプでディスプレイキャンペーンを選択して、検索広告と同様にキャンペーンの設定、地域や入札単価の設定を行ってください。

「キャンペーン設定」と「予算と入札単価」の設定が完了したら、続いて「ターゲット設定」を行います。

ターゲット設定では、下記6項目の設定が行えます。
・オーディエンス セグメント
・ユーザー属性
・キーワード
・トピック
・プレースメント
・最適化されたターゲティング


オーディエンス セグメント

検索広告の設定方法で割愛したオーディエンス セグメントについて説明をしていきます。

オーディエンス セグメントでは、どのようなターゲットに対してGoogle広告を配信していくかを選択する事ができます。

アフィニティセグメント

ライフスタイルや趣味、習慣に基づき、特定のトピックに高い関心を示している人

購買意向の強いセグメント

特定の種類の商品やサービスについて積極的に調べており、それらを前向きに検討している人

選択したデータと類似セグメント

ユーザーがお客様のビジネスを利用した方法

組み合わせセグメント

選択した統合オーディエンス セグメント

カスタムセグメント

キーワードやURL、アプリ名を指定して、それらに関心があるオーディエンスを作成し、商品やサービスを前向きに検討している人

アフィニティと購買意向の強いオーディエンスについては、Google側で用意されたカテゴリーがありますので、実際に選択してみて自分のビジネスにマッチした項目があるかを調べてみてください。

もし用意されたカテゴリーがなかった場合には、それぞれ自分オリジナルのカテゴリーを作成する事もできます。 それが「選択した統合オーディエンス セグメント(組み合わせセグメント)」と「選択したカスタム オーディエンス セグメント(カスタム セグメント)」です。


選択した統合オーディエンス セグメント(組み合わせセグメント)

カスタム画面では任意のキーワードやURLを指定して、関連するオーディエンスリストを作成する事ができます。

組み合わせセグメントでは、既存のセグメントを組み合わせることで理想のオーディエンスをさらに正確に定義できます。


選択したカスタム オーディエンス セグメント(カスタム セグメント)

商品やサービスの関連キーワードを設定する事で、自社にあったオリジナルのターゲティングを行う事ができます。

右上の「セグメントに関する分析情報」を見ると、表示回数の目安や、ユーザーの性別や年齢などの特徴も確認できます。予算にあわせて少なすぎず多すぎないように調整をしながら設定をしていきましょう。


リマーケティングについて

Google広告のリマーケティングとは、既に自社と関わりのあるユーザーに対して広告を配信するアプローチです。例えば「自社ホームページを訪問したことがあるユーザー」「商品ページを閲覧したユーザー」などで作成したリストに広告を配信します。


こちらの設定を行うためにはアカウントのオーディエンスマネージャーから、リマーケティングリストを作成する必要があります。

「オーディエンスマネージャー」をクリックすると、画面が切り替わります。

プラスマークをクリックし、「ウェブサイトを訪れたユーザー」のセグメントを作成します。

「セグメントのメンバー」から、セグメントに追加するサイト訪問者のタイプを選択します。
次に「アクション」で、どのような操作を行ったユーザーを含めるかを選択しましょう。


タグの設定方法

タグの設定を行っていない場合には、オーディエンスマネージャーの「データソース」から設定する必要があります。
Google広告でいうタグとは、

・コンバージョン計測をするタグ
・一度ページに訪れたユーザーに対して再度広告を表示させるリマーケティング用のタグ

の2種類があります。

タグを広告配信ページや、サンクスページ(商品購入完了ページ)に設置することで、上記がそれぞれ計測可能となります。

ここで説明するのは、このうちのリマーケティング用のタグです。 「オーディエンスソースを設定」をクリックして、その先のページでGoogle広告のタグの「タグを設定」をクリックしてください。

その後リマーケティングの2つの項目が出てくると思うので、 「ウェブサイトへのアクセスに関する一般的なデータのみを収集して、お客様のウェブサイトの訪問者に広告を表示します」の方を選択して保存をしてください。

そうすると次にタグをどのように設定するか選択する画面が出てくるので、ご自身の設定したい方法を選んでタグの設定を進めてください。

自分でタグをサイトに直接埋め込む場合には、「タグを自分で追加する」を選択してください。
その際に表示されるGoogleタグを設置すればそのサイトに訪れたユーザーに対してリマーケティング広告が出せるようになります。

またメールでタグを誰かに渡して設定をしてもらう場合には「メールで送信をする」を選択します。

Googleタグマネージャーを使用している場合には、タグマネージャーのGoogle広告のリマーケティングを選択して、コンバージョンIDの欄に該当のIDを入力しましょう。

◆過去にコンバージョンしたユーザーにはGoogle広告を配信しないようにする方法
リマーケティング広告の配信設定を活用すると、過去にCVしたユーザーにはしばらくの間Google広告を表示しないように設定できます。

Google広告をマスターするためにあえて上級編の設定方法をご紹介します!

手順としては、リマーケティング広告で配信対象のURLを設定するところで商品のサンクスページ(商品購入完了ページ)のURLを設定します。
コンバージョンしたユーザーのリストをつくり、そのコンバージョンユーザーを広告配信の対象から除外する事で設定が可能です。

なお、下記で解説する設定をしなくても「過去180日間以内にコンバージョンしたユーザー」のリストはデフォルトで用意されています。

まずは先ほどと同じ要領で、コンバージョンユーザーのみのリストを作成します。
可能な限りコンバージョンユーザーへの広告表示をなくしていきたいので、期間は540日に設定しています。

再びオーディエンスマネージャーの画面に戻り、次は組み合わせリストを選択します。

組み合わせるオーディエンスリストを選択する画面がでてくるので、
①「これらのオーディエンスのいずれか」のところで配信対象のリストを選択し、
②「および」ボタンを押してから、「選択したオーディエンス以外」から除外対象にしたいリストを選択し、セグメントを作成します。

こちらの設定を活用する事で、リストを組み合わせてより細かな設定を行えます。
運用を続けていく中でこちらの機能を使いこなせると大きなアドバンテージになるはずですので、最初から利用して慣れておくと良いでしょう。


プレースメントリストの設定

ディスプレイ広告も検索広告と同様に除外リストが存在します。

ディスプレイ広告では広告が表示されたサイトをプレースメントと呼びます。
広告配信を行った後にチェックする項目としてあるのが、プレースメントのチェックです。

Google広告を用いたマーケティングにおいて、無駄な広告配信を避け、広告配信のパフォーマンスを最大化するための重要な手段で、Webマーケターや広告代理店の営業担当者が押さえておくべきポイントとなっています。

設定方法は以下になります。 まず管理画面のツールから「プレースメントの除外リスト」を選択します。

 デフォルトだと「リストを作成」というボタンがあるので、そこをクリックして除外したいプレースメントを指定していきます。レポートで集計したプレースメントなどを一括で除外する場合には、「複数のプレースメントを入力」からコピペでプレースメントのURLを一気に指定して、除外プレースメントの設定を行います。

設定が完了したら下のような画面になるので、作成したプレースメントリストを選択してキャンペーンに紐づけていきます。

  ここまでできれば除外プレースメントの設定は完了です!
ディスプレイ広告も細かく作り込めば奥が深いですが、設定自体はさほど難しくないので是非参考にして設定してみてください。


動画広告(YouTube広告)を作ってみる

次に動画広告(YouTube広告)について解説します。

YouTubeなどの動画サイトで配信する動画広告のことを指し、インストリーム広告と呼ばれます。

他のキャンペーン同様にキャンペーン選択画面まで進み、「動画」を選択し、「続行」をクリックします。

項目に従い、「キャンペーン名」「地域」「言語」「入札戦略」「予算と日程」まで入力します。

ネットワークの設定では「リード目的」のみ「Googleパートナー」を選択できるようになっているので、それ以外のキャンペーン目標の場合は次の項目に進みましょう。「リード目的」の場合も配信は任意です。

次にアセット項目の設定ですが、ここでは設定しません。広告表示オプションで解説しますので、必要に応じて設定しましょう。

その他の設定では、配信日時が決まっている場合は「広告のスケジュール」で配信日時と終了日時を設定しましょう。設定完了後配信する場合や終了日が決まっていない場合は「終日」設定にしておきます。


広告の設定

広告グループ名を入力後、広告の作成に進みます。

配信したい動画名またはYouTubeURLをアップします。
※YouTubeにない動画は広告配信できないので、まずはYouTubeにアップしてから進めましょう。

「最終ページURL」「パス」「行動を促すフレーズ」「広告見出し」を設定します。
「行動を促すフレーズ」は枠内をクリックすると選択できるようになっているので、目的のものを選びましょう。

広告のURLオプションの設定では、コンパニオンバナーは「チャンネルバナーを使用して自動生成する」を選択し、広告名を入力して完了です。

コンパニオンバナーとは、インストリーム広告につけることができる、クリック可能なサムネイル画像( サイズは 300×60ピクセル)のことです。


検索広告でできるさらに細かな設定

半径指定で配信地域を設定

キャンペーン設定画面の地域設定では、どこの地域に配信するかだけ選択する事ができました。

配信地域の設定、除外地域の設定、地域ごとの配信比率設定、地域レポート・距離レポートの確認、地域設定の種類の設定や確認ができます。

特に店舗集客が目的のような場合には、半径指定の地域設定が非常に便利です。
地域設定を入れたいキャンペーンを選択した上で、左帯の地域をクリックします。

〇〇km圏内に広告配信をするといった場合は、「範囲」にチェックを入れた状態で、中心点となる住所を入力します。
そのうえで〇〇km圏内の範囲を指定しましょう。

また現在は住所が指定できなくてもピンモードというものを使えば好きな場所を中心点として半径指定で地域設定ができるようになっています。

配信地域の設定だけで大きく成果が変わる場合もあるので、特に店舗集客系の広告配信を行う場合には細かく設定していった方が良いでしょう。


キーワードを除外する

除外キーワードとは、関連性の低い語句を広告の表示対象から除外できる設定です。 コンバージョンに繋がらない不適切なクリックを減らすことができるため、広告費の無駄遣いを防ぐために設定しておきましょう。

なお、キーワード追加と同じようにマッチタイプの選択が可能です。
ディスプレイキャンペーンと動画キャンペーンは自動的にインテントマッチとなり、変更することはできません。


コンバージョンを計測する

先ほどご紹介した計測タグのうちの2つ目 ・コンバージョン計測をするタグ についてご説明をしていきます。 

コンバージョンタグを発行するには管理画面左側にある、目標から概要をクリックします。

そして「新しいコンバージョンアクション」を選択し、コンバージョンを作成していきます。

次にトラッキングしたいコンバージョンの種類を選択します。

コンバージョン測定をするウェブサイトのURLを入力します。

手動でコンバージョンアクションを設定します。

手動で設定する場合は、自社のコンバージョンに該当するものを設定し「完了」を押します。

最も基本的な計測方法は、下記のとおりです。

値:コンバージョン値を使用しない
カウント方法:1回のコンバージョン
クリックする〜コンバージョンの期間:30日間
アトリビューションモデル:ラストクリック

※他の情報はデフォルトから変更なしで問題ありません。

作成したコンバージョンタグを設置します。

タグの設定方法は、次の3つです。
・タグを自分で追加する
・タグをメールで送信する
・Googleタグマネージャーを使用する

Googleタグは、上述したように「リマーケティング配信」を実施するためのタグです。

それに対して、イベントスニペットは「コンバージョン計測」を実施するためのタグです。
どちらもチェックはデフォルトの状態で良いので、それぞれダウンロードして、グローバルサイトタグは自社の全ページへ設置、イベントスニペットはサンクスページ(商品購入完了ページ)へ設置してください。

これで、Google広告の効果測定ができます。


広告表示オプションの設定方法

広告表示オプションとは、Google広告に見出しや説明文だけではカバーできない情報(テキストやリンク、住所、電話番号など)を表示することができる機能です。ユーザーによって異なる興味や需要に応えることが期待できます。

広告表示オプションを設定しなくても、Google広告は配信することができます。しかし、Google広告の効果を最大限高めたい場合は設定するのがおすすめです。今回は特に設定したほうが良い項目4点について紹介します。

サイトリンク表示オプション

サイトリンク表示オプションとは、検索広告において、本来設定している最終ページURLとは別に、遷移させたいページへのリンクテキストを広告文の下に表示させることのできる機能です。複数のテキストで訴求力の向上を図ったり、リンク先を複数提示することでユーザーが自身の目的に合ったリンク先を選択できる広告表示オプションです。

サイトリンクの設定方法

管理画面左サイドバーより、「キャンペーン」の「アセット」を選択、「サイトリンク」をクリックし、+ボタンをクリックします。

追加先を「アカウント」「キャンペーン」「広告グループ」から選択し、「サイトリンクテキスト」に商品・サービスのページの特徴、説明文に特徴の補足を記載します。

こちらはGoogle広告に4つまで表示されるケースが多いため、なるべく4つはサイトリンクを設定しましょう。


コールアウト表示オプション

コールアウト表示オプションとは、検索広告の下部に商品やサービスの特徴や情報などを表示できる機能です。先にご紹介したサイトリンク表示オプションとは異なり、リンク先を設定する必要はありません。例えば、送料情報やお支払い方法など、広告文のリンク先を訪れる前にユーザーに伝えたい情報を表示するのに向いています。コールアウトの文言は必要なときにいつでも変更できるので、頻繁に入れ替わりのある特典やキャンペーンなどの最新情報を表示するのにも活用できます。

コールアウトの設定方法

管理画面左サイドバーより、「アセット」を選択、「コールアウト」をクリックし、+ボタンをクリックします。

追加先を「アカウント」「キャンペーン」「広告グループ」から選択し、「コールアウト文」に商品・サービスのページの特徴を記載します。


構造化スニペット表示オプション

構造化スニペット表示オプションとは、事前に用意されたヘッダーのテーマに沿って商品やサービスの特定の側面を強調できる機能です。見え方がコールアウト表示オプションとよく似ていますが、ヘッダーの選択があるという部分が異なります。例えば、アパレルの広告であれば「タイプ」のヘッダーに「ワンピース」、「スカート」、「パンツ」、「ニット」といったテキストを追加することで取り扱い商品を提示することができます。

構造化スニペット設定方法

管理画面左サイドバーより、「アセット」を選択、「構造化スニペット」をクリックし、+ボタンをクリックします。

追加先を「アカウント」「キャンペーン」「広告グループ」から選択し、ヘッダーに「サービス」のようなカテゴリを入れます。その後カテゴリに応じた商品・サービスのページの特徴を記載します。


電話表示オプション

電話番号表示オプションとは、スマートフォンなどのハイエンド端末においてタップ可能な電話番号や通話ボタンをGoogle広告に設置する機能です。このオプションを設定すると、通話時間や発信者の市外局番、着信応答の有無などの詳細確認や広告経由の通話数をレポートで確認することもできます。

管理画面左サイドバーより、「アセット」を選択、「電話」をクリックし、+ボタンをクリックします。

追加先を「アカウント」「キャンペーン」「広告グループ」から選択し、国を「日本」と選択します。その後配信するサイトの電話番号を記載します。


Google広告の入金設定も変更可能

Google広告のアカウント作成時に入金設定を行っている場合は不要ですが、入金設定は銀行振込からクレジットカードへ変更することも可能です。

管理画面ページの上部にある「ツールと設定」を選択し、「請求とお支払い」をクリックします。

銀行振込の場合は「お支払い」ボタンをクリックして「銀行振込」を選ぶと、振込先の情報が出てきます。

またクレジットカードにする場合は「お支払い」ボタンをクリックした上で、クレジットカードを選択し、カード情報を登録してください。


Google広告の配信開始

ここまでの全ての準備が整ったら、いよいよGoogle広告の配信開始です。
細かい設定は各種ありますが、全て同様の方法で設定が可能です。

ただし、Google広告には「審査」があります。広告文に不備がある場合や、配信ページに不備があることなど様々ありますが、審査落ちになった場合はGoogle窓口へ問い合わせをおこない対処しましょう。

Google問合せ窓口:0120-590-092


まとめ

Google広告は、企業がWeb上で効果的に広告を配信するための強力なツールです。検索連動型広告やディスプレイ広告、動画広告など、多様な広告フォーマットを活用することで、関連性の高いユーザーに自社の広告を届けることができます。

Google広告の効果を最大限に発揮するためには、明確な目標設定や適切な予算配分、継続的な運用改善が欠かせません。そのため自社のリソースや広告運用に課題を感じる企業も多いのではないでしょうか。

新商品の発売や大型店舗のオープンなど、大きな予算をかけて広告プロジェクトを回す際は、広告代理店に運用を外注することも検討しましょう。

Google広告運用を成功させるために

Google広告の運用と分析は、実績が豊富な広告代理店にお任せすることをおすすめしております。
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Google広告運用を成功させたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。

この記事を書いた人

yamaguchi