Yahoo!検索広告｜最適化に利用するコンバージョン選択について解説
2025.01.08
2024年10月にYahoo!検索広告でもYahoo!ディスプレイ広告やGoogle広告と同様に「入札戦略の最適化に使用するコンバージョンを選択する機能」が実装されました。
● そもそも最適化の為に利用するコンバージョンを選択する機能を知らなかった。
● 最適化の為にコンバージョンを選択する機能のメリット・デメリットが知りたい。
● 最新のアップデート情報を知りたい。
このような方のために、本記事ではYahoo!検索広告における最適化するコンバージョンの設定方法など、
運用調整の際に必要な設定情報を解説します。
コンバージョンとは
もともと英語で「転換」や「変換」を意味している語句ですが、
Web広告で使用される際のコンバージョンは、広告によって得られる最終的な成果であり、Web広告の効果をはかるために頻繁に使われる言葉です。略して「CV」と表記することもあります。
具体的な内容は以下のような行動が代表的なものとなっています。
● お問い合わせフォームからの問い合わせ完了。
● 資料請求やホワイトペーパーのダウンロード完了。
● ECサイトで商品の購入完了。
広告を配信するサイト・商材や目的に応じて適切なコンバージョンを設定する事が重要です。
次項では、最適化するコンバージョンを分けるについてご紹介します。
最適化するコンバージョンを分けるとは
広告を配信するWEBサイトや、広告の成果地点によってはコンバージョンは下記のように複数になる事があります。
全てが同じWEBサイトのコンバージョンだったり、適切なコンバージョンである場合には問題ないのですが、
● 配信するランディングページが異なり、ページによってコンバージョンが異なる。
● 購入完了や資料請求など、複数のコンバージョンがあり広告の配信目的やキャンペーンによって変えたい。
上記のような場合には、次項で説明するコンバージョングループの設定を利用されることを推奨です。
コンバージョングループの設定方法
それでは実際にYahoo!検索広告管理画面で設定する方法を解説します。
まずは、Yahoo!検索広告の管理画面上の「ツール」から表示される「コンバージョン測定」を選択してください。
次に、設定しているコンバージョンの一覧が表示される画面になりますが、左側の「コンバージョングループ」を選択してください。
「コンバージョングループを作成」のボタンを選択してください。
この「コンバージョングループ」を作成する画面で最適化の対象とするコンバージョンを選択する事ができます。
・コンバージョングループ名：後で管理しやすい名称を設定します。
・コンバージョン設定：グルーピングしたいコンバージョンを選択してください。
右側にその選択したコンバージョンが表示されている状態で「作成」を選択してください。
次項では作成したコンバージョングループの設定をキャンペーンへと設定する方法を解説します。
キャンペーンへの設定方法
それでは実際にキャンペーンに設定します。
まずは、「キャンペーン」の一覧を開いて、コンバージョングループを設定したいキャンペーンの「編集」を選択してください。
その後、キャンペーン設定の編集画面になりますので、下にスクロールして「最適化」に使用するコンバージョンまで到達したら先ほど作成したコンバージョングループを選択してください。
また、アカウントとキャンペーンの選択項目もありますがコンバージョングループを利用する場合は「キャンペーン」を選択しておくことを推奨します。
上記の選択を完了したら最下部の「保存」を選択して終了です！お疲れ様でした。
コンバージョングループのメリット・デメリット
今回設定したコンバージョングループはどんなメリット・デメリットがあるのか？について簡単に解説します。
メリット
不要なコンバージョンを最適化対象に含まないため、Yahoo!の機械学習が正しく進む。
最適化対象に選ばなかったコンバージョンは獲得した場合でも「すべてのコンバージョン」扱いとなり、最適化コンバージョンと分けて計測しやすくなる。
デメリット
作成したコンバージョン全てを最適化に選択した場合と比較して最適化対象のコンバージョン件数は減少する為、そもそもの獲得コンバージョン件数が少ない場合には機械学習が進みづらくなり、悪影響が出る恐れがある。
まとめ
Yahoo!広告の設定は多岐に及びますが、そもそもの成果計測になるコンバージョンの設定は非常に重要な項目です。
適切な設定をすることで管理上・パフォーマンス向上に繋がる事も期待ができます。
本記事がパフォーマンス向上のお役に立てれば幸いです。
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この記事を書いた人
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新宿でWeb広告全般の運用代行をしているFiveの編集部です！
実際の広告運用で得た知見を基に、Google広告やInstagram広告といった各媒体の最新情報やプロの運用担当が書いたノウハウを発信します。
