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Web広告開始前と比較して総入場者数が約3倍に増加~Bリーグ(プロバスケットボールチーム)でのWeb広告による集客支援事例~

2025.08.26



Web広告開始前と比較して総入場者数が約3倍に増加~Bリーグ(プロバスケットボールチーム)でのWeb広告による集客支援事例~

(写真左より)

株式会社茨城ロボッツ・スポーツエンターテインメント

企画・広報

ユニットリーダー 古川様

経営管理室 デザインユニット

デザイナー 数野様

クラブサイト https://www.ibarakirobots.win/

茨城ロボッツ・スポーツエンターテインメント様はB.LEAGUE(Bリーグ)所属のプロバスケットボールチーム『茨城ロボッツ』を運営しております。
Webプロモーションを本格強化するタイミングで、FiveにてWeb広告を通じた集客支援をご提供することとなりました。

本記事では、茨城ロボッツの古川様・数野様に、Fiveをパートナーに選んでいただいた背景やWeb広告導入後の変化、今後の展望についてお話を伺いました。



紙媒体中心からWeb広告へ。模索の中で見えた新たな可能性。


まずは貴社のご紹介と、お二人のご担当領域について教えていただけますでしょうか?

古川様:茨城ロボッツは、茨城県水戸市をホームタウンとし、つくばで発祥したプロバスケットボールチームになります。

現在はBリーグのB1に所属しており、来シーズンからは2026年に始まるBリーグの新しいトップカテゴリーであるBプレミアへの参入が決まっています。

B1所属にもさまざまな審査基準があり、「売上」「集客」「アリーナの規模」など、複数条件をクリアする必要があります。

つまり、チームの強さだけでなく、クラブ経営としての成長も求められており、宣伝・PR・広報活動にも力を入れているところです。

私はその中で、宣伝・PR・広報・広告領域を担当しており、特にチケット販促やWeb集客施策に注力しています。

数野様:私はインハウスデザイナーとして、チラシやポスターといった紙媒体からWebバナーなどのデジタル媒体まで、ビジュアル面のクリエイティブ全般を担当しています。

古川と密に連携しながら、媒体を問わず広告物の企画・制作に取り組んでいます。

B1にも審査基準があるのですね。

 これまで、どのような課題をお持ちだったのでしょうか?

数野様:実は茨城県には、県域の民放テレビ局がないという全国的にも珍しい事情があります。

そのため、これまでは新聞・ポスティングチラシ・フリーペーパーなどの紙媒体中心のプロモーションを行っていました。

しかし、紙広告には「反響が見えづらい」という大きな課題がありました。

たとえば、「どの媒体が効果的だったか測れない」「成果が口コミでしかわからない」といった点です。

いくらデザインに工夫を凝らしても、成果が不透明で、もどかしさを感じていました。

古川様:以前はGoogle広告・Yahoo!広告・LINE広告を少額で試してはいましたが、効果的な手法が掴めず、効果分析もできないまま試行錯誤していた状況でした。

また、カスタマージャーニーや集客動線の設計も整っておらず、「どのページからチケットが購入されているのか」といった基本的な把握ができていなかった点も、大きな課題でした。

Fiveへの決め手は『クリエイティブ面の提案力』『感性と論理のバランス』


茨城県ならではの課題があったのですね。

 その中でFiveをパートナーの一つとして選んで頂いた理由があればぜひ教えてください。

古川様:当時、複数社の広告代理店をご紹介いただき、比較検討していました。

その中で、Fiveさんは「どのターゲットに、どのクリエイティブが刺さるか」まで踏み込んだ提案が印象的で、「クリエイティブ面の提案力」で頭ひとつ抜けていた点が大きな決め手となりました。

例えば、「このターゲットにはこちらのビジュアルが合っている」「“水戸×バスケ×エンタメ”を推すならコピーではなく動画で訴求した方がいい」といった実例を交えた具体的な提案があり、非常に納得感がありました。

他社はコピー中心でビジュアルに関する提案が薄く、イメージが湧かない状況でしたが、Fiveさんは提案段階からデザイン案も提示してくださったことで、運用イメージも湧きやすく、柔軟な対応にも安心感がありました。

また、「数字だけの会話」ではなく、「感性」や「感覚的なやりとり」にも柔軟に応じてくれる姿勢も好印象でした。

Fiveさんの担当者とのコミュニケーションのしやすさも、決め手の一つです。

Fiveへの決め手は『クリエイティブ面の提案力』『感性と論理のバランス』

ターゲット設計~クリエイティブ制作支援~Web広告運用まで、伴走型のトータル支援


選んでいただき、ありがとうございます。

 改めて、具体的な支援内容を紹介していただけますでしょうか?

古川様:大きく3つの軸でご支援いただいております。

① ターゲット設計・クリエイティブ制作支援

取り組み開始直後、まず行ったのがターゲットペルソナの設計です。

もともとバスケットボールに関心のある層だけでなく、「週末のお出かけ先を探している家族連れ」「デートスポットを探しているカップル」などのライト層を取り込むことが集客強化に重要と考えていました。

それぞれの層に響くコピーやバナーを提案・実装いただきました。

② Web広告運用(Instagram広告/LINE広告/X広告 など)

Instagram広告やLINE広告などでキャンペーンごとにターゲティングを最適化し、複数チャネルで訴求を行っております。

キャンペーンの内容や訴求軸に応じて、最適な媒体・ターゲティング・クリエイティブを選定し、効果検証まで一気通貫で支援いただいております。

③ LP改善のご提案

広告とLPの整合性の強化を進めるべく、クリック止まりとなる広告に対しては、バナーとLPのメッセージの「文脈連携強化」を提案いただき、UI/UXの改善などCVR向上に向けた導線見直しを行い、CPA改善へアプローチを行っていただいております。

Web広告開始前と比較して総入場者数が約3倍に増加


Fiveとのお取り組みを開始してから、どのように変わりましたでしょうか?

古川様:大きく3点あると考えております。

1.来場者数の増加と層の拡大

まず明確に変化を感じているのが、来場者数増加と来場層の拡大です。

様々な施策の相乗効果ではありますが、来場者数は年々上昇傾向です。

Web広告開始前と比較して総入場者数が約3倍に増加

Fiveさんと本格的にWeb広告施策を開始して以降、Web経由での流入が目に見えて増加し観戦未経験だった層や新規ファンの来場が着実に広がってきていると感じています。

特に最近では、ファミリー層や20〜30代の若年層の姿が会場で目立つようになったと感じております。Web広告の効果で、これまでリーチできていなかった層が明らかに増えています。

バスケ観戦を“初体験”とする人たちが、イベント感覚で足を運び、結果として新たなファンづくりに繋がっていると感じております。

2.効果が「見える化」できた点

もう一つ大きな収穫がありました。

それは、これまで「感覚」や「口コミ」に頼っていた紙媒体の広告とは異なり、「数値化=効果の可視化」されて、成果が見えるようになったことです。

どれくらいの人が広告を見て、クリックして、悩んで、チケットを買ってくれたのかまで追えるようになり、改善のPDCAも可能になり、社内への報告もしやすくなりました。

3.Webに対する社内意識の変化が出た点

さらに、Fiveさんからのサイトの改善提案をきっかけに、社内全体の「Webサイトの動線」への意識も大きく変化しました。

チケットもグッズも、今はすべてWebが起点になります。

広告のクリック先やLP設計も、社内で意見を出し合いながら作れるようになり、各部署が連携しながら「Webでどう届けるか」を前提に考えるようになった点も大きく変わった点になります。

変化を実感していただけて、うれしいです!

 Fiveとのお取り組みの中で、特にご満足いただけているポイントはありますでしょうか?

細やかなクリエイティブへのフィードバック

数野様:細やかなクリエイティブへのフィードバックは特に助かっております。

たとえば、

「英語表記ではなく日本語キャッチコピーにしたほうが良い」

「文字をもう少し大きくすることで反応率が上がりやすくなる」

など、ターゲット層への伝わり方や印象に配慮された広告視点でデザインのアドバイスをもらえるため、新たな視点が手に入ると感じております。

柔軟な提案スタンスに対する安心感

古川とどちらのクリエイティブで進めるのか悩んでFiveさんに相談した際に、「A案とB案、両方出してみましょう」といった柔軟なスタンスもとてもありがたいです。

「とりあえずやってみて、反応見て考えましょう」といった、試行錯誤しながら伴走するスタイルに信頼感を感じており、提案をいただける際も「こっちのほうがいい」と言い切るのではなく、複数案を提示してもらえるため、私たちとしても判断がしやすいです。

社内への波及効果・気づき

Fiveさんとのやり取りを通じて、社内でも「どう自分たちを見せていくか?」という意識が強まったと感じています。

特にブランディングや広報視点で、「自分たちの見せ方をどう磨くか」という議論が生まれるようになり、ただ広告を出すだけでなく、”見せ方・伝え方”の重要性に気づけたことも大きな収穫になります。

Web広告開始前と比較して総入場者数が約3倍にUP

Bリーグのような地域に根付いたスポーツクラブにお勧め


ありがとうございます!

 FiveのWeb広告集客は、どういった企業にお勧めできると思いますか?

数野様特に「メディア接点に課題を感じている地域の企業」にはおすすめできます。茨城県のようなメディア接点の少ない地域において、Web広告の「届けたい人に届けられる」という強みは非常に大きな武器になると感じます。

古川様:茨城ロボッツのように、Bリーグのような地域に根付いたスポーツクラブやスポーツチームにはFiveさんをお勧めできます。

特に、Bリーグって、そんなにみんなが潤沢に、広告費持っているわけじゃないので、「どうすれば届くか」「今まで来てなかった人をどうやって呼び込むか」に課題感を持っているスポーツクラブって、多いと思います。

そういうスポーツクラブには、Fiveさんのように柔軟な伴走型の支援をしていただけるところは、すごく合っていると思います。広告が得意じゃない人も多い業界なので、一緒に伴走してくれるのは、かなり安心感あります。

今後、Fiveに期待すること、また一緒に取り組んでみたいテーマなどがあれば教えてください。

Bリーグ全体の盛り上げへの貢献

古川様茨城ロボッツだけでなく、Bリーグ全体を盛り上げていきたいと考えております。

Web広告を通じて、茨城県外や他地域の多くの人々にバスケットボールクラブの存在を知ってもらい、バスケ界全体の盛り上がりに繋げたいと考えております。

また、これまでは試合チケットの集客に注力してきましたが、今後はグッズ販売やファンクラブ、さらには地域イベントなど、クラブの活動範囲を広げていくことにも、Fiveさんにお手伝いいただきながら、取り組みたいと考えております。

グループシナジーの最大化をすることで地域貢献

数野様Lucky Robotsグループというグループ会社のシナジーを最大化することで、茨城県全体を盛り上げていきたいと考えております。

ラジオ放送局の「LuckyFM茨城放送」、音楽情報メディアの「BARKS(バークス)」、映像制作会社の「パブリックアート」と茨城ロボッツが結集して、スポーツ・メディア・エンタメ・都市開発の事業連携を強化して、茨城の発展により⼀層貢献できるよう取り組んでいきたいと考えております。

Fiveさんには、グループ内の他の事業に関する知識を活かして、「こちらはこうだったけど、グループシナジーを効かせるならこうではないか」といった方向性で意見を提供してくれると嬉しいです。

最後に:2031年 日本一へ向けて


最後に、昨シーズンのご状況と今シーズン以降に向けた意気込みなどをお聞かせいただけますでしょうか?

古川様:過去2シーズンはチームとしての成績は伸び悩んでいますが、ホームゲームでの集客・売上・ファンの増加といった数字は着実に伸びています。どんな状況でも応援してくれるファンの方々の存在を強く感じています。

今シーズンはチームとしても巻き返しを図っている状況であり、チームを強くするためには売上もより上げていく必要があるという責任を感じています。

より多くの方にアリーナへ足を運んでもらうための仕掛けやプロモーションを考えていきたいと考えておりますので、Fiveさんとも引き続き連携し、熱量を高めていくシーズンを作り、Bプレミアという新たなステージに突入したいと考えています。

数野様:来シーズンからのBプレミア参入に向けて、チームの意識を変えていく必要があり、Bプレミアというまだ見えていない新たな領域において、Fiveさんと共に新しいクリエイティブを作り上げていきたいと考えています。

古川様茨城ロボッツは、「2031年 日本一」という目標を掲げています。今シーズンはその準備期間として、基盤をしっかり整えていきたいと考えています。

最後に:2031年 日本一へ向けて

これからも、『茨城ロボッツ』のチーム・事業成長に貢献できるよう尽力して参ります。本日は貴重なお話、ありがとうございました!

CONTACT

株式会社Five(ファイブ)は、少額から始められるWeb広告支援に特化した広告代理店です。

「はじめてWeb広告を始める」「スピード重視で始めたい」「LPやバナー制作もまとめてプロに任せたい」といった企業の支援を多くさせていただいております。

大手広告代理店出身メンバーと制作会社出身メンバーで立ち上げた会社という背景もあり、広告運用からLP・バナー制作までをワンストップで提供しています。

得意業種はエンタメ集客(Bリーグ・音楽フェス・イベントなど)、店舗集客(エステ・ジム・インドアゴルフなど)、BtoBリード獲得(ウェビナー集客など)、インバウンド集客(水族館・観光施設など)を中心にLP制作や広告運用の実績が多数あります。

Web広告の運用に課題を感じているご担当者様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。